~時を見るための時計に、時を忘れてしまうでしょう~
革新的な技術革命の現代で、より豊かな暮らしになる一方で、輝きを増す、至高の時計が存在感を増している。
私たちは、そんな時計製法の頂点に位置するPATEK PHILIPPE、Audemars Piguet、Vacheron Constantin、ROLEXをお客様の元へ出向き、販売、メンテナンス代行を行なっております。
仕入れは独自のルートから、生産中止モデル、新古、中古品、入手困難な現行品、オールドを扱っておりますが、当社は全てのモデルを扱うのではなく、極めて入手困難な商品に限定して仕入れを行なっております。
当社は、オールド以外、全ての付属品、アーカイブがないものはお取り扱いしておりません。
きっと、時を超越した時計製法の世界をお魅せすることができるでしょう。
時計製作の頂点に位置し、時計製作者に究極のチャレンジを挑むタイムピース、それがグランド・コンプリケーションです。
時計製作において時刻と日付表示以外の機能を備えたタイムピースは、コンプリケーテッド・ウォッチと呼ばれ、コンプリケーテッド・ウォッチは、さらにグランド・コンプリケーションとコンプリケーションに分けられています。
カラトラバは、その純粋な造形美により、ラウンド型腕時計の古典として、またパテック フィリップのスタイルを象徴する最も美しいモデルとして世界中に知られています。
丸みを帯びた8角形のベゼル、船の舷窓からインスピレーションを得たケース、水平エンボス文字盤により、ノーチラスは1976年の誕生以来、カジュアル・エレガンスを体現しています。
アクアノートは、フレッシュかつコンテンポラリーで独自性に溢れたデザイン、ノーチラスからインスピレーションを得て創作された丸みを帯びた8角形のケース、防水性、牽引耐性、紫外線耐性に優れたハイテク・コンポジット素材の《トロピカル》バンドにより、1997年に発表されると同時に大きな話題を呼びました。
スティールケース、八角形のベゼル、タペストリー模 様のダイヤル、一体型ブレスレット。1972年、それま でのデザインコードをくつがえしたロイヤル オーク はコンテンポラリーウォッチのアイコンとなりました。
オーバルシェイプのケース、オフセンターのダイヤル。 ミレネリーは立体的な構造の中に優れたメカニズムを搭載 し、コンテンポラリーなデザインで包みこんでいます。
マニュファクチュールの創立者のひとり、ジュール・ オーデマへのオマージュであるコレクション ジュー ル オーデマはコンプリケーションのパイオニアとし て、ブランドの伝統的な価値を体現しています。
完璧なラウンドシェイプ。無駄のない美しさ。「パトリモニー」は、限りなく純粋なスタイルを具現化したコレクションです。
「トラディショナル」コレクションは、18世紀から受け継がれる、ジュネーブが誇る卓越した時計製造の伝統を鮮やかに表現しています。
唯一のスポーツウォッチコレクション。1996年に初めて登場し、クロノグラフ搭載モデルを筆頭に、ステンレススチールケースのものからピンクゴールド製のものまで多彩に展開。
“世界で最も複雑な時計”と称された「トゥール・ド・リル」をリリースした。16もの機能/表示を備えた世界限定7本の超複雑モデルは、中断することなく現存する最古の時計ブランドの節目を飾るにふさわしい威厳に満ちている。
高級時計ロレックスにおいて、最も花形となるモデルがオイスターパーペチュアル・コスモグラフ・デイトナです。多くの方からシンプルに「デイトナ」と呼ばれ、“高級時計の憧れのモデル”の代表格として親しまれています。
高い防水性能を持つダイバーズウォッチ。日付機能の有無で“ノンデイト”と“デイト”と2種類あります。1950年代から一貫したデザインで愛されています。ダイバーウォッチのデザインを作り上げ世に広めた先駆的な存在です。
1950年代に“2カ国”の時刻を表示できる機能を持ったモデルとして誕生しました。それがGMTマスター(Ⅰ)です。元々はフライトパイロットに向けて作られています。現在は“3カ国”の時刻を表示できるGMTマスターⅡに進化しています。
パーペチュアルカレンダーとは、半永久的に手動での操作不要で暦に則った日付を表示してくれる機能のことです。
31日を1周期として設計された一般的な日付表示の場合、31日に満たない月の月末もしくは翌月の1日に、実際のカレンダーに合わせて手動で修正しなくてはいけません。
しかしパーペチュアルカレンダーは、月による日数の違いや、4年に1度のうるう年を自動調整してくれます。
これは、4年分それぞれの月のメモリーが機械に内蔵されているため。
カレンダー表示機能の金字塔とも言うべき機構です。
パーペチュアルカレンダーは1700年末期に、時計の歴史を200年早めた天才時計師・ブレゲによって開発されました。
当時は懐中時計に組み込まれたこの機構を腕時計に初めて搭載させたのが1925年、PATEK PHILIPPE です。
年に5回の手動修正を必要としないこの機構は、大変実用性に富んだものです。
電子回路が組み込まれたクォーツやデジタルウォッチではこの機能は主流となっています。
しかし、機械式時計は歯車のみでこの4年間、1461日分ものメモリーを保つ機構を構築しなくてはならないため、その複雑性は計り知れません。
メーカーによって技術開発や改良が加えられてきていますが、成功しているブランドはごくわずか。
その実用性とはうらはらに、大変な高価格帯であることが頷けます。
パーペチュアルカレンダーと似た機構で、アニュアル(年次)カレンダーというものがあります。
やはりパテックフィリップが1996年に特許を取得した機構で、年に一度2月以外は自動調整して日付を表示します。
パーペチュアルカレンダーは止まってしまうとその年が閏年か調べた上で日付調整が必要なことや非常に高額のため、システムを簡素化したアニュアルカレンダーはポピュラーな機構です。
まだ暗闇での視認性が確保されていなかった時代、鐘を鳴らして時刻を告げる機構が開発されました。
それがミニッツリピーターです。
17世紀末にイギリスで発明され、天才時計師・ブレゲがその小型化に成功、ルイ・ブラン&フィルズ社(現在のオメガ)が1892年、腕時計に初めて搭載させました。
通常、音を鳴らすための鐘とハンマーが大小1つずつ付いていて、大きいハンマーが鐘を鳴らす回数によって「何時」を、小さい方が回数によって「何分」かをあらわす音を出します。
大小両方のハンマーを同時に鳴らすと15分ごとの時間を知らせてくれます。
一連の操作は、プッシュボタンやスライドピースまたはレバーなどメーカー・モデルによって様々。
三大複雑機構の中でとりわけ高い技巧と長い作業時間が必要とされるシステム。
数千万円を超えるものも珍しくありません。
その仕組みは異なる音の高さに調律された複数のリング状になった鐘をハンマーで打ち、反響させるというもの。
特異で繊細なパーツから構成されるため、熟練した職人技でなくては成しえないものです。
また、ケースが共鳴体の役目を果たし、素材や大きさ・厚みなどによっても音量や音質に差が生じるため、ケースの仕様も大変重要。
考え抜かれて設計され、鍛え抜かれた職人たちの手によって組み立てられる、まるで工芸品のような機構です。
現代において、ミニッツリピーター機能の実用性はあまりありません。
しかし、時刻を告げる以外の機能を高い技術と美しいアレンジで付していく遊び心。
それが、高級時計の味わい深さではないでしょうか。
機械式時計が常に挑み続けてきた命題、それは精度の向上です。
日に数秒から数十秒ずれてしまうことが一般的な機械式時計。精度を落としてしまう要因の一つに「姿勢差」というものがあります。
姿勢差とは時計の向きやポジションの変化により、ムーブメントにかかる重力の方向が違ってくることで生じる、時計の誤差のことです。置き時計や掛け時計とは違い、常に装着者の腕の動きなどにより向きが変わってしまう腕時計は、この姿勢差により誤差が生じやすくなります。
この姿勢差を解消するために開発された機構が、トゥールビヨン。
地球上の重力の影響により生じる誤差を時計自身が自ら補正する特殊機構で、原理としては、通常の機械式時計では固定されているがんぎ車と振り子の役目を担う天符を、特殊なキャリッジ(籠)に収め、キャリッジそのものを回転させながら同時に固定された歯車をも駆動させ、重力を平均化し精度を高める装置です。
言うは易し、と言いますが、この機構を構築するためには、多数の細かなパーツを綿密に設計し、熟達した手作業によって初めて完成される、まさに超複雑機構。
この機構を開発したのも、やはり天才時計師・ブレゲです。
当時主流だった懐中時計よりさらに姿勢差の矯正が必要とされる腕時計のトゥールビヨンは、多数の複雑機構に先鞭をつけるパテックフィリップを始めとして、様々な時計メーカーが挑戦してきました。
ちなみに現在の技術では、ムーブメントは姿勢差の影響をほとんど受けません。
しかし、トゥールビヨン自身の美しさとロマンゆえ、今なおトゥールビヨン搭載モデルが展開され、高い価値と需要を持ちます。
トゥールビヨンは、フランス語で“渦(うず)”という意味を持ちます。
ガンギ車やデンプを始め、細かで多数のパーツそれぞれが綿密に組み立てられ、独特の動きを繰り広げます。
それは細やかでありながら、自然界でダイナミックに飛沫をあげる渦のよう。
製造できる時計師が世界的に少数であることも、たまらないロマンです。
購入価格はマンション並なので、ステータスとしての意味合いが強いのですが、その魅力は複雑なメカニズムの動きと美しさにあります。
2000年以降、生産技術の発展により大量生産に成功、タグ・ホイヤーなど従来と比べると非常に安価なトゥールビヨンも誕生しました。
しかし、高級モデルの中にはさらに複雑な機構を搭載させたりキャリッジの動きを立体的に回転させるなど、多様化が進んでいます。